「ノーベル生理学・医学賞受賞」山中伸弥先生講演会
イベントの概要
講演会開催と寄付の目的
本講演会は、東京西ロータリークラブと東京六本木ロータリークラブにおける社会奉仕活動として、iPS細胞の研究により医療の発展に役立つことを目的としております。
また、本講演会の参加費の一部をiPS細胞研究基金に寄付することとしております。
概要
演題 | iPS細胞がひらく新しい医学 |
---|---|
イベント実施日 | 2015年11月4日 |
イベント開催場所 | グランドハイアット東京 3F 「グランド ボールルーム」 |
イベントの内容 | 講演会(16:00~17:00) 質疑応答(17:00~17:10) 着席ディナーコース(17:30~19:00) |
イベント参加者 | 一般市民を含む420名 |
主催 | 国際ロータリー第2750 地区山の手東グループ 東京西ロータリークラブ 東京六本木ロータリークラブ |
後援 | 公益財団法人 日本国際連合協会 |
協賛 | グランドハイアット 東京 |
講演者プロフィール
山中 伸弥 氏
京都大学iPS 細胞研究所長・教授。米国グラッドストーン研究所上席研究者兼務。医学博士。
1993 年米国グラッドストーン研究所留学。
1996 年大阪市立大学医学部薬理学教室助手。
1999 年奈良先端科学技術大学院大学遺伝子教育研究センター助教授。
2003 年同教授。
2004 年京都大学再生医科学研究所教授
2007 年同物質- 細胞統合システム拠点教授
2010 年4 月より現職。ラスカー賞、恩賜賞・日本学士院賞、京都賞、文化勲章、ウルフ賞等を受賞。
2012 年ノーベル生理学・医学賞受賞。

講演会実施報告
2015年7月~2016年6月年度の社会奉仕活動として、2015年11月4日(水)に東京六本木ロータリークラブは、東京西ロータリークラブと共同でノーベル医学・生理学賞受賞者であり京都大学iPS細胞研究所(CiRA)所長である山中伸弥教授を招いて「iPS細胞がひらく新しい医学」と題した講演会及び食事会を開催し、ロータリー会員を中心に420名以上の参加者を集めました。参加者は、約1時間の講演の後、グランドハイアットのコースディナーを堪能し、大変有意かつすばらしい時間を過ごすことができました。
2006 年に山中伸弥教授率いる京都大学の研究グループによって初めて作られたiPS 細胞は、人体のほとんどの細胞を作ることが可能な細胞であり、その研究は再生医療や新薬開発に欠かせないものとなっています。講演会はiPS 細胞の最先端研究について山中伸弥教授から直接お話をお伺いする大変貴重な機会となりました。
なお、講演会の参加費の一部(4,207,150円)は、iPS細胞の研究、ひいては医療の発展に役立てればとの思いを込めて、iPS細胞研究基金へ寄付されました。

iPS細胞研究基金について
京都大学iPS細胞研究所(CiRA)では下記ウェブ・サイトで寄付を受け付けております。
http://www.cira.kyoto-u.ac.jp/j/about/fund.html
iPS細胞の研究はこの数年間で劇的に進展していますが、その医療応用は、まだ道半ばです。
研究の進展・拡大に伴って、公的資金源ではカバーしにくい、研究者・研究支援者の安定的雇用のための資金や特許に関する係争、災害による備蓄細胞の損失といった様々なリスクに対応するための資金が不足しています。iPS 細胞技術を患者さんのもとに届け、多くの難病や怪我を治療できるようになるまでに弊クラブからも皆様の同基金への温かいご支援を賜りますよう、心からお願い申し上げます。